出来る人、出来ない人!

先日、グリーンリボンのことを書いたばかりの私のもとに、昨日、こんな物を、おっとちゃんが持って帰ってきました。
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もうお分かりですよね。
そう、ゴンちゃんです。
違う、違う! (汗汗)
献血手帳ですよ!
手帳?
以前は、手帳でしたよね。
おっとちゃんが持ってきたのは、カードでした。
いつの間にか、こんな赤いカードになってたんですね。
それでも、献血手帳って言うのかしら?
まあ、今の時代、手書きでの手帳ってことも無いですよね。

その昔は、輸血をしたら、返さないといけないとか、家族が献血していると、優先的に輸血していただける・・・
そんな事を言われていた時代も有ったようです。
今は、皆平等。
献血は、あくまでも、ボランティア、助け合いの精神で行われています。

おっとちゃんが言うには、なんでも、職場に献血車が来たからやってみたというのです。
「へ~。」(驚)

おっとちゃんは、特に献血に対して、積極的でもなく、かといって、否定的でも無い・・・
どちらかと言うと、関心が無かったと言った方がいいのかしら?
私は、こんな病気をする前は、献血車を見ると、やりたく?なり、時間が有る時は、献血車に飛び込んだものでした。
私は、体が小さいので、400cc献血はした事が有りませんでした。
たしか、体重が50キロ以上だって言われたような・・・(さだかではありません)
数年前までは、いや~、十数年前までは、40キロ前後の体重でしたので・・・(うそ~!・・・そんな声がどこからか・・・ほんとだってば~!!)

おっとちゃんは、それほど献血には積極的になる機会も無く、今まで過ぎて来た様です。
職場に献血車が来ても、やる機会を作らなかったと言うのです。
そうですよね。
職場ですから、作ろうとしないと時間って空かないものです。
それが、なぜ、急に?

献血車が来たとき、職場の仲間内で、
「移植をした人は、献血できないんだって!」
そんな会話になったんだとか。
勿論、皆さん、私が移植をしたことは知りません。
偶然出たと言うのです。
おっとちゃんは、
『そうかあ。あいつ(私)は、献血できないんだあ。
 よく、献血やったって話、聞いたよなあ。』
そんな事を思い出したら、自然に献血車に足が向いたと言うのです。

家に帰って、得意気に
「お前の変わりに献血してきたぞ!」
そう言って、カードを、ちらつかせていました。
注意書きに、角膜移植をした人は出来ませんって、書いて有ったと言ってました。

乳がんになってしまった時点で、献血はもうできない、そう思っていた私ですから、おっとちゃんの話を聞いたからと言って、これと言って動揺はしなかった私です。
そんな覚めた態度の私を変に思ったのでしょうね。
おっとちゃんは、妙な顔をしていました。
そんなおっとちゃんに私も、妙な感覚になりました。
もしかして、この人、がんを患った人も献血できないって事、知らかったかも!
そう思って、
「がんになった人も出来ないって、書いてあったでしょ!」
わざとにそう聞いてみた私の顔を振り返り、
「そうだった・・・・」
なんとも、困ったような顔をしていました。

献血が出来なくなったという事は知っていた様ですが、今は、目の手術の事で頭が一杯だった様です。
そんな気持ちを察した私、
「あははは・・・・!」
と笑って見せました。(ちょっと、呆れながら・・)

内心は・・・泣いてた?
いいえ、私が、乳がんの闘病中だって事を、少しの間でも、忘れていた(忘れることが出来た)おっとちゃんに対して、嬉しかったと言うか、有難かったと言うか・・複雑な気持ちになったんです。
本当は、忘れられたら悔しいのかなあ。
でも、忘れちゃうほど、私、元気でいられたって事でしょ!
毎日、毎日、泣きながら辛いって、おっとちゃんに言ってる私を見ていたら、こんなふうには思わなかっただろうから・・・

そういう私も・・・
目の心配で精一杯の毎日でした。
ホルモン剤を飲み始めて、更年期の症状に悩まされていた私。

ちょっと、待てよ・・・
そう言えば、目の手術をしてから・・・特に、この二ヶ月弱の間・・・ホットフラッシュが辛く感じて無いでは有りませんか!

人間の殻だって、不思議ですね。
きっと、精神的なものでも、かなり左右されてるんですね。

一枚のこのカードで色々なことを思わされました。
偶然に、グリーンリボンの話題をしたすぐ後・・・
そして、偶然、献血をすることになった、おっとちゃん。
色々な偶然が、今の私と、そしておっとちゃんの気持ちを整理させてくれた様なそんな気がしました。
きっと、乳がんという、こんなにも大事件を、事もあろうに一瞬でも忘れていたおっとちゃん。
本人も、何か感じたものが有ったと思うのです。

ホットフラッシュが楽になった訳でも、再発、転移の心配が無くなった訳でも有りません。
でも、気持ちが、ちょっと違う方向に向いたことは事実です。
これも、目の手術のおかげ・・。
沢山のお友達が出来たのも、乳がんになったおかげ・・・。
そうやって、これからの私は、(おっとちゃんも)色々な事をきっかけに変わって行くんだなって、感じました。
勿論、良い方向に変わって行く事を祈ってる訳です。

二人のそれ(どれ?)が、今回も良い方向に向いたと、私は信じたい!

今日も、昨日400ccも血を採られたから疲れた・・・と、そういって、早々に布団に入ったおっとちゃんです。
年はとりたくないわねえ。
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by marcia_marcia | 2007-01-25 21:23